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ヘヴィメタル

NWOBHMの大名盤アイアンメイデンのパワースレイブのCDレビュー

こんにちはピーナッツです。NWOBHMとはニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビー・メタルの略です。なんか舌噛みそうな長ったらしい名前ですよね。70年代後半から80年代前半にかけてイギリスで起こった音楽ムーブメントのことです。

日本で80年代後半に起こったバンドブームみたいなものですね。テレビを通してバンド同士が対決するイカ天とか流行りましたねぇ〜。NWOBHMを代表するバンドといえば、SAXON、VENOM、エンジェル・ウィッチ、タイガース・オブ・パンタンなどがありますが、今日は大本命のアイアンメイデンのアルバムを紹介します。Powerslaveは1984年にリリースされた5枚目のアルバムです。

アイアンメイデンのアルバムの中でもキラーチューンが多いパワースレイブ

スピード感溢れる曲、美しいツインギターのハーモニー、ハイトーンが伸びる説得力のあるボーカル、目立ちまくるゴリゴリのベース。これぞアイアンメイデンといえる作品になってます。コンセプトアルバムを思わせるような流れのある曲構成は素晴らしいとしか言いようがないですね。

最初の2曲は攻撃的な速い曲を持ってきて、途中インストナンバーなどを挟み、最後の2曲は長めの大曲で締めくくる。一曲一曲はもちろんカッコイイんだけど、アルバム全体を聴いてみてるとさらに感動を感じられるアルバムだと思います。

Aces High
スリリングな鳥肌級のイントロ。戦いの幕が開けたかのような攻撃的でスピード感溢れる曲です。やはりツインギターのハモリがこの曲を印象的なものにしてます。ハイトーンもパワフルに歌い上げるブルースディッキンソンのボーカルは神がかってますね。キレのある間奏からのギターソロもかっけ〜。

2 Minutes To Midnight aces high
に続くこの曲も鳥肌級のイントロのスピード感溢れる曲です。硬派なギターリフに絡むドラムのフィルがカッコイイですね。動きまくるベースのフレーズもカッコイイ。bメロのスリリングなギターリフ、ベースのフレーズがおすすめ。 1、2の流れはホントいつ聴いても胸が熱くなりますね。他を探してもこのかっこよさはなかなかないですね。

Losfer Words
歯切れのいいギターの刻みから始まるインストナンバー。カチッとまとまったタイトな演奏です。広がりのあるギターのメロディがいい雰囲気を出してますね。途中曲調が変わって盛り上がっていきます。 3曲目にインスト曲を入れてくるのはこの曲への自身の現れでしょうか。

Flash Of The Blade
単音のギターリフで始まる張り詰めた緊張感が漂う曲。低音で歌う暗い雰囲気のaメロから、一気に突き抜けるようなサビへの展開がカッコイイです。 この曲の疾走感もいいですね〜。

[5]The Duellists
ザクザクと刻むギターリフからはじまるミドルテンポの曲。独特なメロディで早口で歌うボーカルが印象的な曲。アイアンメイデンらしい曲です。

[6]Back In The Village
テクニカルなギターリフではじまるスピード感溢れる曲。とにかくイントロがカッコイイですね。聴いた瞬間キラーチューン、キターって感じ。

[7]Powerslave
エジプトっぽい雰囲気のミドルテンポの曲。7分ちょいの大曲です。圧巻は中間部のインストパートですね。ギターのアルペジオで静かはじまり、メロディアスなギターソロ。ためてためて、激しく情熱的なギターソロ。そしてツインギターのハモリパート。最後はアグレッシブなソロ。2分以上にもわたるインストパートは聴き応え十分です。

[8]Rime Of The Ancient Mariner
この曲も7のと同じように13分にも及ぶ大曲です。7から8への流れが絶妙で、まだ物語が続いていくような感じです。ザックザックと刻むギターリフが心地よいミドルテンポの曲。力強いブルースの歌声がカッコイイですね。

この曲も中間部のインストパートが聴きどころのひとつですね。ベースとギターだけになるところなんかは暗黒の航海っていう曲名の雰囲気がよく出てます。