こんにちは!あつもりです。
娘が「昼寝すると夜寝れないのはなんで?」
と聞いてきたので、
「そう思ってるからそうなるんだよ。」
「パパは昼寝しても夜寝れるよ。そう思っているからね。」
そう答えた。
→以下は中村天風という思想家のお話。
昔、中村天風という人がいた。
自己啓発系の本を出版して、亡くなって何十年も経つんだけど、今でも本屋で見かけることがある。
その天風が当時、不治の病と言われていた結核にかかる。
治す方法を探すため世界中を旅するが、なかなか見つからない。
諦めかけていたころインドのヨガの聖人カリアッパ師に出会う。
カリアッパ師に弟子入りするが、あるときなぜか突然、師にナイフで切りつけられる。
しかもそのナイフは犬を切りつけたナイフ。
当時医者だった天風は
「破傷風になる」
と確信したらしい。
実際そのとおり破傷風になり、このまま死ぬんだろうと思っていた。
その時、カリアッパ師が現れ、天風と同じようにナイフで切りつけた犬を見せる。
その犬の傷はすでに治っていた。
以下カリアッパ師と天風のやりとり。
カリアッパ師「なぜ犬が治っておまえは治らないんだ?」
天風「そちらは犬ですから」
カリアッパ師「じゃあ犬と人間のどっちが高等なんだ」
天風「人間です」
カリアッパ師「高等な人間が治らないでなんで犬が治るんだ?」
カリアッパ師「犬は治ることを信じてただ傷を舐めていた」
カリアッパ師「だがおまえはきっと破傷風になると思っていた」
カリアッパ師「だからそうなった」
カリアッパ師「人は自分の思った通りになるのだ」
そのとき天風は破傷風は自分の心が招いたことを悟った。
その後しばらくして、破傷風も、そして治らないと思っていた結核も治った。
→中村天風の話、終わり。
歳だから体が動かない。
太りやすい体質だから食べたらすぐに太る。
冬になると必ずインフルエンザにかかる。
油物を食べると胃がもたれる。
不器用だから私にはできない。
こんな風に思っていればその通りになるってこと。
実際、私自身、こういう観念を持っていた。
でも、あるとき、
「本当にそうなんだろうか?」
「思い込んでいただけなのかもしれない」
と疑ってみたら、そうじゃなくなった。
例えば、「副鼻腔炎は抗生物質を飲まないと治らない」
と思っていたけど、違うんじゃないかと疑い、薬を飲まなかったら、それでも治った。
視力回復もそう。
「近視になったら、メガネをかけないと視力がさらに下がる。」
そう信じていたからそうなっていた。
でも
「メガネをかけなければ、自力で回復する」
と信じて始めたら、そうなっていった。
だから、まずは自分の持っている観念を疑ってみることが大事。
本当にそうなのだろうか?と。
それでもし何かが変われば、それは素晴らしいことだと思いませんか?
だからまずは、騙されたと思ってまずやってみることが大事です。
その小さな一歩がやがてより良い人生の一歩になる。