今日、朝の番組で「めまい」についてやっていた。
目の前の景色がグルグル回ったり、体がふわふわと浮かんでるように感じたり、突然グラッと目の前が暗くなる感じがしたり。
辛い症状なのだけど、病院に行っても、特に問題なしと言われる。
私も昔、同じような症状に悩んだことがあった。
街中を歩いているときは、頭がほろ酔いの時のようにボーッとしていて、体はふわふわと浮いているような感じ。
いくつか病院へ行ったし、骨の問題なのかと思いカイロプラクティックに通ったこともある。鉄分不足なのかと思い、鉄分を補うサプリメントやプルーンなどを食べていたこともある。
でも改善しなかった。
何でだろうなんでだろうと悩み苦しんだ。
めまいのことを24時間気にしていた。夢にも出てくるほどに。
そのうち、悩んだり気にしたりするのに疲れ、
「もうどうにでもなれ」
「もういろいろ考えるのはやめる」
と開き直った。
開き直ったら、スーッと心が軽くなった。
そりゃそうだ。4時間背負っていた「気にする」という重荷が取れたんだから。
すると、少しずつ症状は改善してすっかり治ってしまった。
小さいころに、お腹が痛い時に、おばあちゃんに「気にしなければ治るよ」
と言われたことがあった。それはこういうことだったんだなと思った。
気にすると言うのは、頭の中で考えているということ。
いつも頭の中で「めまいがする」「めまいがしたらどうしよう」と考えている。
そうすると「めまい」がしたときのことが頭でイメージされて、そのイメージに体が反応してしまう。
レモンを半分に切って、それを手で取って、口の前に持ってきて、かじる。こんなイメージをしたら、口の中がなんだかすっぱい感じになる。それと同じ。
人の体は目のまえで起こっていることだけじゃなくて、イメージにも反応してしまう。
だから辛いときは、イメージしないのがいい。それが気にしないということ。
気にしなければ、イメージまでたどりつかないのだから。
そうはいっても、辛い時に辛いことを「気にしない」というのは簡単ではないかもしれない。
私も開き直るまでは気にしまくっていたんだから分かる。
でもそれ以来は「気にしていることが原因」ということが分かっているから、気にし始めたら、それをやめることができるようになった。
それには、まずは、気にしてることが原因だと信じてみること。
信じることができたら、気にしている自分に気づくこと。
気づいたら、気にしている自分を許して、「大丈夫」と言ってあげる。
そうすれば、そこで一度「気にしているモード」がストップするから。
そうすると、もくもくと広がっていた不安が小さくなって、心が軽くなる。
そのうちまた気になりはじめるけど、また同じようにそのことに気づいてあげる。
そうやって繰り返しているといつのまにか症状自体が軽くなっていく。
まずはそうなのかな?と思ってやってみることが大事。それでよくなったらラッキーくらいの軽いノリでね。