1日2食をはじめて8年が経って思うこと

1日2食をはじめて8年が経った。

始めたきっかけは、嫁さんと息子が花粉症で、それが治るかもという期待からだった。

甲田光雄先生が書いた「長生きしたければ朝食を抜きなさい」という本に、花粉症は治ると書いてあったから。

食べ過ぎは腸の機能を弱めることになり、それがさまざまな病気を発症する原因になる。

だから、食べ過ぎをやめれば腸の機能が回復し病気が治る。

朝食を抜くことで、食べ過ぎを防ぐことにもなるし、午前中にエネルギーを腸の消化活動にあてることができる。

こんな感じのことが書かれていた。「あ!これだ!」と思い立ち、すぐに嫁さんと二人でやってみた。

小さい頃から毎日食べ続けてきた朝食。よっぽど体調が悪いときや、健康診断の時以外は欠かさず食べていた。その朝食を抜くことなんてできるんだろうか?

疑心暗鬼ではじめたのだけど、思ったよりすんなり受け入れられた。

はじめの2,3日は口寂しかったけど、1週間もすれば慣れてくる。

そのころには、体調に良い変化が現れ始めていた。そうなるとどんどん楽しくなってくる。

そして3か月後には、すっかり体が生まれ変わったような感じがした。

具体的には、

「疲れにくくなった」

「寝起きがすっきりしている」

「ご飯が美味い」

「胃腸の調子がいい」

「肌がきれいになった」

「体臭が少なくなった」

「風邪をひきにくくなった」

今思いつくのはこれくらいかな。

あと、視力が上がったいうのも大きい。今までぼやっしていた景色が少しだけ見え方が良くなった感じがした。

それがきっかけで「視力回復できるかも」と思い立ち、0.1以下の視力だったのが今では0.9まで回復している。

8年たった今、体調はとてもいい。

大きな病気もないし、風邪で熱が出たりというも1年に1、2回あるかないか。

何より心が穏やかなんだ。

体の状態がよければ心の状態もよくなる。

心の状態がよければ体の状態がよくなる。

その好循環のループに入っている感じ。

そして体調以外で今感じていること、それは、

「自分のルールに縛られていた」

ということ。

「朝食は食べないといけない」

「朝食を食べないと不健康になる」

このような自分ルール。

はじめは、親や学校から聞いたんだろうけど、それを信じルールとして取り入れたのは自分。

そして、その自分ルールを正しいと信じ続け、それに縛られていた。

でも、そのルールはいつでも壊すことができる。ルールを作ったのは自分なのだから。

それは勇気のいることかもしれない。

でも一歩踏み出してしまえば、ものすごく心が軽くなるし世界は広がる。

だって、繋がれた鎖を断ち切ったのだから。

自分ルール。他にもまだあるけれど、それが本当に自分が望むルールでないのなら、壊していきたいな。

こんな発想が浮かんだのは、きっと1日2食がきっかけなんだろうな。

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