雨が降りそうな曇り空。
ジョギングに出る。
走っていると、ずっと向こうにほんの少し青空が見えた。畳一畳分くらいかな?
「この青空が空一面に広がるといいな」
そんなことを想いながら走っていると、少しずつ青空が広がり、太陽も出てきた。
1時間半ほど走って、家に着く頃には空一面の青空になっていた。
私はこういうことが頻繁に起こる。
いわゆる晴れ男。いやスーパー晴れ男だと思う。
はじめは私が出かけた時に、たまたま運がよくて晴れるんだなと思っていた。
でもあるときから、いや逆じゃないか?と思い始めた。
つまり、
「私が出かけるから晴れる」
ということに気づいた。
何言ってんだ?と思うかもしれないけど、
これは、「まさか!晴れたよ」っていう奇跡的な晴れをたくさん体験した中での気づきなんだ。
印象深いのが、夏に家族でプールに行ったときの話。
天気予報はたしか曇り。
朝出発したときは曇り空だった。高速道路に乗ると雨雲が少しずつ多くなり、雨が降ってきた。
子供たちは「どうするの?」と不安でイライラ。そんな子供たちをなだめ、高速を出ると、さらに雨が激しくなり、横殴りの雨になった。
激しい雨の中、車を走らせていると、
あれ?
なかなかプールが見えてこない。
プールは高速を降りてから5分ほどの場所だったはずなのに。いつのまにか曲がる場所を通り過ぎていたようで、けっこう先まで来てしまっていた。
Uターンできる場所を探して引き返すことにした。相変わらず雨は激しいままだった。
それから20分くらいして、ようやくプールの駐車場が見えてきた。雨はまだ降っている。
プールの駐車場へ入って車を止めて、車から降りると不思議なことにピタリと雨が止んだ。
駐車場からプールの入口へ向かう途中、青空が見えはじめ太陽も出てきた。
お~!
子供達の歓喜の声。
それから夕方までプールを楽しんでそろそろ帰ろうとしたら、雲行きがあやしくなり、雨が降ってきた。今度は激しい雷雨になった。
この日、プールにいる間は晴れていて、入る前と後は雨だったってこと。
その時はこの出来事を、プールに着くまでに迷わなければ、プールについてもしばらく雨だったのかとか、夜までプールに入っていたら雷雨に降られていたのかなとか思った。
だけど、こんなことを色々体験しているうちに、そうじゃないと確信するようになった。
天気(現実)が私の行動(信念)に合わせてくれたんだなと。
他にも記憶に残っている出来事がある。夏にキャンプに行ったときの話。
高速道路を1時間、それから一般道を1時間、2時間近くかけて山奥のキャンプ場に着いた。
あれ?なんだか駐車場が空いている。夏休みだからもっと人がいてもいいはずなのに。
あとでその理由がわかった。台風が近づいていたのだ。私たちはそのことを知らずに来たけれど、知っていた人はキャンセルしたんだろう。キャンプ場には私たちを含めて3家族しかいなかったから。
テントを作って、火を起こしてバーベキューをした。これまで雨の降りそうな気配はなかった。
バーベキューが終わってテントで寝ていると雨がしとしと降ってきた。
明け方には豪雨になった。しばらくすると雨が止んだので、火を起こして朝ごはんを作って食べた。
1泊の予定だったので、借りたテントをかたずけようとしたところ、また豪雨になった。しばらく車で雨宿りをしてたけど、やみそうもないので、雨に濡れながらもテントをかたずけた。
なんだかんだで、バーベキューしてるときは雨に降られずラッキーだった。
テントを返して、お会計を済ませ、高速道路に向かう。このときもまだ雨が降っていた。
一般道を40分くらい走ったところで、事件は起きた。
あれ?スマホがない!
嫁さんのスマホが見当たらない。
そういえばテントのポケットにスマホを入れてたな。すぐにキャンプ場に電話してみるとやっぱりそうだった。
しかたなくキャンプ場に引き返すことにした。
「どうせだからもう一泊するか」
キャンプ場にはコテージもあったので、台風でもいいやってことでもう一泊することにした。
途中でスーパーに寄り食材を買い、キャンプ場には昼過ぎに着いた。
朝からずっと天気がよくなかったけれど、なんとキャンプ場に着くころには太陽が出て、気持ち良い青空が広がっていた。
この夜、みんなで花火をして、地面に寝転がって夜空を眺めていると、
「あっ!流れ星」
最高に素敵な出来事だった。
スピリチュアルで言われている、
「現実は自分が作っている」っていうのがあるけれど、
本当にそうなんだなと実感してる。
自分が信じていることが現実になる。
私は、
「自分はスーパー晴れ男。だから出かける時は晴れる」
そう信じている。だからそうなる。
でも、頭の中でそう思うだけじゃそうならない。
頭の中で「スーパー晴れ男」と思っても
心の底では「いや根拠がないし現実的にありえないよね」と思っていたらそうなる。
最後に、視力回復も同じなんじゃないかなと思う。
私の視力は回復する。
そうやって信じて疑わなければ、そうなる現実が少しずつ作られていく。