今回は、自力で視力回復に取り組み始めた初期に起こりやすいつまずきポイントを紹介します。
つまずくポイントをあらかじめ知っていれば、実際にそうなったときのダメージを少なくすることができる。
つまずいたときにモチベーションが高ければ、それを乗り越えていくことはできるだろう。
だけれども、実際は常にモチベーションを高めることは簡単ではない。大小あれど、波があるのがあたりまえ。
モチベーションが低いときにつまずいてしまうと、
「こんなに辛いのならやめてしまおう」
となるかもしれない。
しばらく視力回復のことは忘れて休むというのならそれもアリだけど、やめてしまっては視力回復することはない。
そうならないために、つまずきポイントをあらかじめ知っておくことが、今度の手助けになる。
ではさっそく3つのつまずきポイントを紹介していく。
つまずきポイント1 体の不調が起こり不安になる
メガネをかけない時間を増やしていくと、目の周りの筋肉がだるくなったり、肩が凝ったり、頭痛がしたりすることがある。
そうすると、
「もっと目が悪くなるんじゃないか」
「体に悪影響が出るのでは」
というように色々な不安が湧き上がってくる。
でも、これははじめのうちだけで、裸眼の時間が増えていくにつれて治まってくる。
今までずっとメガネをかけていたのだから、新しい環境に体が合わせられず不調が出る。これは当然のこと。
はじめてメガネをかけたときのことを思い出しほしい。めまいがしたり、頭痛がしたりしたりしたと思う。
それと同じこと。
だから、ある程度の体の不調はしかたない。あまりにひどい場合は、裸眼でいる時間を減らすなどすればいい。
大事なのはいきなり裸眼でいる時間を多くするのではなく、少しずつ増やしていくこと。そうすれば体の不調もゆるやかになる。
つまずきポイント2 周りの目が気になる
メガネをかけていない時は見えずらいので、目を凝らして見なければいけなくなる。
前かがみの姿勢になったり、極端な猫背になったり、目を細めて見たりするようになる。
そうなると、「周りにどう見られているのだろう?」と気になり始める。
すると、家族や友人、職場の同僚などが
「酷い猫背だよ」
「あれメガネかけてなかったっけ?」
というように、指摘するようになる。
そしてますます気にするようになる。
そんなときどうすればいいのか?
それは気にしないこと。
「いやいやそれができたら苦労しない」
「気にしなくなったとしても、また誰かに言われたら嫌だ」
そう思うかもしれない。
でも実は、自分が気にするから相手も気にするようになる。
髪型にしろ、服装にしろ、自分が気にしていると、それが無意識に体のしぐさや、声のトーンなど、つまり自分が醸し出す雰囲気に現れてしまう。
勘の良い人は、その雰囲気を無意識に感じ取り、何かあるな、ということに気づいてしまう。
であれば、気にしないのが一番の方法になる。
そういう私も、はじめは人から言われることがあった。
でも、まあ何を言われても自分がやりたいからやっている。という思いを持ち、気にしないようにした。
そうしたら、指摘してくる人はいなくなっていった。
つまずきポイント3 人間関係に影響が出る
裸眼のときにとても不便だと感じるのが、人の顔が見えないということ。
街で知人とすれ違っても気づかないことが多い。相手が声をかけてくれればいいのだけど、そういう人ばかりとは限らないし。
だから場合によっては、無視したと思われることがある。不愛想なやつという印象を与えかねない。
ここでおすすめなのは、できるだけ笑顔を心がけるということ。
そうすれば、知らないうちに誰かとすれ違っていたとしても、不愛想なやつと思われることは少なくなるし、向こうから声をかけてもらいやすくなる。
さらに、笑顔でいると体にも良い影響がある。幸せホルモンと呼ばれているセロトニンが分泌され、自律神経のバランスが整って健康を維持できるようになる。
これを機に笑顔を習慣付ければ、視力回復以外でもいいことがあるというわけ。
もう一つ不便なのが、会話しているときに相手の表情が見えないということ。
相手の表情が見えなければ、怒っているのか喜んでいるのか悲しんでいるのか、相手の感情が読みづらくなる。そうすると意思疎通が取りづらく会話に支障が出る場合がある。
これは、もう慣れるしかない。相手の表情が見えなければ、声のトーン、間の取り方などで、どう感じているのかが少しずつわかるようになってくる。むしろこのほうが相手の本音を感じやすい。
これも良いほうに捉えるなら、目が悪くて相手の表情が見えないから、身に付けられるスキルでもある。
さいごに
メガネを使わない時間を増やしていくと、当然今までより不便になる。それはしかたがないこと。
それを辛いと思うのか、それとも、ハンデを利用して別のスキルを身に付けられるいい機会だと捉えるのか。
どうせやるなら、後者のほうが楽しくやれると思いませんか?
視力回復を成功させるには、視力回復をやることで起こるマイナスの要素をできるだけプラスに変えられるかが大事になる。
不便だし不安だし辛い、それはわかります。だからなおさらそのマイナスを利用して、成長する。不便不安辛いを含めて視力回復を楽しむ。
はじめはハッタリでもいいから、そんな姿勢でやると、いずれ苦ではなくなるし、そうなったときに気づくと視力も上がっているでしょう。