下肢静脈瘤のスネの皮膚炎を自力で治すために効果があった3つのこと

こんにちは~!健康コンサルタント×ブロガーのあつもり(→プロフィール)です。

下肢静脈瘤になると、足のだるさ、むくみ、ムズムズ感、など不快な症状が出てきます。

その中でも特につらいのが、皮膚の炎症です。皮膚が赤くなり、痒くて痒くてたまらなくなりる。そして掻けば掻くほど炎症が悪化していく。という悪循環にはまってしまいます。

僕も下肢静脈瘤になり、このスネの皮膚炎で長い間苦しんでいました。オロナインやメンタムなどの市販の塗り薬、ステロイドなどの軟膏も試しましたが治りませんでした。

「もう治らないのかな?」

と思ったときもありましたが、絶対何か方法はあると信じて、いろいろ試してきました。そしてついにこの皮膚炎を克服しました!

今回は、同じように苦しんでいる人に向けて、下肢静脈瘤の皮膚炎を自力で治すために効果があった3つのことを紹介します。

この記事で書かれていることを諦めず実践すれば、きっと皮膚炎の症状は良くなっていきますよ。

下肢静脈瘤を知ったきっかけ

僕が下肢静脈瘤になり皮膚炎を発症した原因は、職場環境によるものです。システムエンジニアをやっており、ほぼ一日中座って仕事をしていました。

日中に体を動かすことと言えば、お昼にランチを食べいくときに、30分程度歩いていただけです。

この座りっぱなしで動かない生活を長期間続けたことで、下肢静脈瘤になってしまいました。長時間、足を動かさないで同じ姿勢でいることが、下肢静脈瘤になる最大の原因なんです。

長距離運転を続けるバスやタクシーの運転手、美容師、寿司職人、受付嬢などの職業に多い病氣というのもうなずけます。まさに職業病です。

足のダルさなどの症状もありましたが、特にスネの皮膚炎は酷く、起きているときはいつも掻いていました。そのせいか、皮がむけて剥がれ、血が出て、やがて固くなるというのを繰り返していました。

こんな状態が5年以上続いていました。皮膚科に通って、ステロイド軟膏を塗っていたこともありましたが、一向に良くなりません。

そんなときに、下肢静脈瘤という病氣をテレビで知ったんです。

下肢静脈瘤とは「足の毛細血管にできたコブ」です。

長時間同じ姿勢で、立ち仕事や座り仕事をしていると足の静脈が圧迫された状態が続きます。そうすると静脈の中の弁が壊れてしまうのです。

動脈は心臓から体の各部に血液を送る働きをし、静脈は心臓に血液を戻す働きをします。

足の静脈は心臓に向かって血液を戻すため、重力に逆らって血液を押し出す必要があります。そこで血液が逆流しないように弁がついているのです。

長時間血管が圧迫されたことで弁が壊れ血液が逆流します。そして逆流した血液が滞ったことにより、血管にコブができてしまいます。この状態が下肢静脈瘤というわけです。

「ああ、この病氣だわ」って思いました。それと同時に、

「原因がわかれば治せるんじゃないか」

って考えました。

血液の逆流が原因であれば、逆流しないようすればいい。

散歩をして積極的にふくらはぎを動かす

まずは毎日、散歩することにしました。目標は1日1万歩。

散歩することで、ふくらはぎの筋肉を積極的に使うことになります。

ふくらはぎは第2の心臓と言われるように、血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。このポンプ機能をフルに発揮させて、足に血液が逆流しないようにするんです。

弁が壊れて血液が逆流するのなら、ふくらはぎのポンプを積極的に動かしていけばいいんです。

人間は歩く生き物。江戸時代は大阪から東京まで物を売るために歩いたのです。今は歩かなくても生活できるから、みんな歩かない。でもそれが原因で現代病が増えていくのです。

ゴキブリ体操で血液を心臓に戻す

ゴキブリ体操って変な名前ですよね。これは、ゴキブリがひっくり返ったときのように、足をバタバタさせる体操のことです。

仰向けに寝て、足と手を天井に向けて小刻みにブラブラと振ります。30秒を3回で1セットとします。僕はこれを1日に5セットやりました。

手足の筋肉だけでなく腹筋や背筋を使うので、慣れるまではけっこう辛かったですね。

ゴキブリ体操をやることで、手足に滞っていた血液を心臓に戻すことができます。

この本にゴキブリ体操の詳しいやりかたが載ってます。下肢静脈瘤は怖くない病氣なんだということもこの本から学びました。

下肢静脈瘤は自分で治せる (足の血管のコブを退治する体操と生活)
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こまめに席を立つようにして血流を促す

下肢静脈瘤は長時間座っていたり、立っていたりすると血管が圧迫されて起こる病氣です。

ですので、同じ姿勢を続けないように、こまめに席を立って足を動かすことが大事です。僕は、長くても30分に1回、だいたい10分に1回くらいに席を立つようにしました。

振り返ってみると、パソコン作業になると2、3時間はずっと動かないでキーボードを打ちっ放しなんてことが良くありました。そりゃ下肢静脈瘤になるわけだわな。

会社勤めの人はなかなか席を立つのは難しいかもしれません。その場合は、座ったままで、足を膝の高さまで上げるなどして、足を動かすことをオススメします。

こまめに休憩が取れる職場であれば、休憩中くらいは座らないで、社内を歩いたり、散歩に出たり、できるだけ足を動かす工夫をしたほうが良いですよ。

2か月続けてみて炎症はどうなったか?

スネの炎症ですが、赤みがほとんどなくなり痒みはほぼ収まりました。今までは常に我慢できない位の痒みがあったのですが、今は1日に1,2分痒くなる程度です。それも少し我慢すると治まります。

ステロイド剤を塗っても治らなかった炎症を、自力で治せたのはホントに嬉しかったです!何事も諦めなければ願いはかなうのだと改めて実感しました。

下の写真ですが、左が2か月前、右が最近撮った写真です。赤みがほぼなくなり、ウロコみたいに固くなった皮膚が、正常になってきているのがわかると思います。

脛の皮膚炎が治った写真

脛の皮膚炎(左:2か月前 右:現在)

6か月続けた結果

6か月続けてみました。そうしたら、皮膚炎の症状がさらに良くなりました!もう完全に治っちゃいましたよ。

赤みは完全に消え、痒みも全くありません。皮膚はまだ少しだけカサカサしていますが、潤いとツヤが出てきました。

皮膚以外に改善したことといえば、足の冷え、足のだるさが6か月前に比べて、驚くほど良くなりました。

足のだるさはほとんど感じなくなりましたよ。

おわりに

今回は下肢静脈瘤のスネの皮膚炎を自力で治すために効果があった3つのことを紹介しました。

スネの皮膚炎で悩んでいる人は、まず下肢静脈瘤を疑ってみてください。下肢静脈瘤であれば、ぜひ今回紹介した3つのことを、まずは1つでもよいので実践してみてください。

続けていれば必ず体に変化が現れますから。そのことを信じてまずは行動してみましょう。応援してますよ~。

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