不完全だからいい

メタリカのKill Em All
エックスのVanishing Vision
アイアンメイデンのIron Maiden

好きなアルバムなんだけど、なんでこのアルバムが好きなんだろうって思ってた。

このアルバムを聴くと何だか楽しくなるし、胸が躍るような感じになる。

単に曲が良いだけなのか?

いや違う、このアルバムは完全じゃなくて不完全だったからなんだ。

3つのアルバムはすべてファーストアルバム。

少ない時間、予算の中で、作られたアルバム。

何度も録音し直したり、編集に使う時間は限られていたんだろう。

その環境の中で自分たちの情熱を詰め込んだんだと思う。

あとでリリースしたアルバムに比べると、音が軽かったり、ノイズが多かったり、楽器間のバランスが悪かったり、もっと良いアレンジがあったのではと思うところがあったり、そんな風に思うところはある。

だけど、そういう不完全なところがいいんだ。

かっこよさの中に隙があるから、感情移入できるし一体感を感じるんだと思う。

これは人生でも同じだよな。

物事に取り組むとき、完全を求めてしまいがちになるけれど、不完全であるからこそ、楽しさが生まれたり愛着が生まれたりする。

人間関係もそう。

「完全よりも不完全が楽しい」

そう思えればもっと心は軽くなってラクに生きれるよなぁ。

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