潜在意識に証拠を見せて見る力を取り戻す

もし自力で視力回復することを100%心から信じることができれば、1か月もかからずに元通りの視力になるだろう。

だけどそれは無理な話しで、頭でどれだけ信じても、無意識(潜在意識)は信じることができない。

人は何かを信じようとするときに、無意識に過去の出来事を思い出す。

その過去の出来事が信じる信じないに強く影響する。

例えば、人前で話すときに震えがとまらないという場合。

小学校のとき、クラス全員の前で発表して失敗して笑われた、という出来事があった。

次に人前で話す時に、前の失敗を思い出して「また失敗したらどうしよう」という不安から心臓がバクバクした。

同じことがある度に、少しずつ症状が酷くなり、やがて震えがとまらなくなった。

もうこの頃には過去の出来事を思い出すこともなく、人前で話すという状況になりそうになると、無意識に震えだす。

この人に、人前で緊張せずに話せるということを100%信じろといっても無理だろう。

どれだけ頭の中で「私は緊張せずに話せる」と強く思ったとしても、潜在意識に深く刻まれた今までの出来事が浮かび自動的に体が反応してしまうからだ。

ではどうすれば人前で震えないようにできるのか?

それは少しずつ、潜在意識に「大丈夫という証拠」を見せていくしかない。

話し方の本を読んだり、人前で話すことをイメージして話す練習をしたり、録音して自分の声を聴いてみたり、そして、実際に人前で話すを繰り返して、少しずつ大丈夫を実感していく。

はじめは地道だけどコツコツやって潜在意識を書き換えていく。

だけど、コツを掴めば書き換えのスピードを速くすることもできるし、他のことにも応用できるようになる。

人前で話すことの苦手を直すのも、スポーツが苦手でなくなることもやることは同じ。

潜在意識に「大丈夫」という証拠を見せていく。1度やると、こうやったほうが潜在意識が書き換わりやすいというのがわかるようになってくるので、スピードも速くなる。

何より潜在意識を書き換えることで苦手を直せるということを信じていることが、大きな力になる。

ここからは視力回復の話になるけれど、今までの話のように、

どれだけ頭の中で「自力で視力回復できる」と強く思っても、潜在意識に「本当かな?」「できないんじゃないかな」という不信感があれば視力回復は難しい。

だから、潜在意識に「大丈夫」という証拠を見せていく必要がある。

その証拠の一つが「メガネをかけない」こと。

メガネをかけないことを繰り返していくことで、潜在意識に書かれている

「メガネを使わないといけない」を「メガネを使わなくてもいい」

に書き換えていく。

潜在意識が「メガネを使わなくてもいい」を信じられるようになれば、視力の回復に向けて動いてくれるようになる。

逆に言えば、「メガネを使わないといけない」を信じているうちは、何をやろうが潜在意識が反応して見る力や回復する力にブレーキをかけてしまう。つまり回復しないということ。

だから、視力回復するのに、メガネを使わないことは必須となる。だけど、いきなりメガネを使わない生活をするのは難しいので、少しずつでいいから裸眼の時間を増やしていけばいい。

はじめは1日5分でもいい。スマホを見る時に裸眼で見るとか。

慣れてきたら時間を少しずつのばしていき、スマホを見る時だけは裸眼ですごす。

そうやって一歩ずつやっていけば、少しずつ潜在意識が「メガネを使わなくてもいい」に書き換わっていく。

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