メガネを使わなくても大丈夫だということを潜在意識に刻み込む

目の機能は、網膜で感じた光を電気信号にすること。

脳の機能は、その電気信号を映像に変換すること。

この2つの手順があってはじめて「見える」ということになる。

両方が正常に機能していなければ、鮮明な映像にはならない。

テレビがアナログ放送からデジタル放送に変わった時のことを憶えているだろうか?

知らない人に向けて簡単に説明すると、昔はテレビの電波はアナログだった。

技術の進歩でテレビの電波がアナログからデジタルに変わることになった。

デジタルになれば画質がぐっと良くなる。

ここでテレビの仕組みを簡単に説明しておく。

テレビ本体は、放送局が出す電波を受信して、それを映像に変換して画面に移しだす、ということをしている。

ここで問題なのが、それまでのテレビはデジタルデータには対応してないということ。

だから、放送局がデジタルの電波を送信しても、それまでのテレビはアナログデータしか扱えないため、デジタルの電波を受信しても映像を映し出すことはできない。

デジタルデータを受信して高画質で映像を見るには、テレビをデジタルデータ対応のものに変えなければいけなかった。

このことを人間の見るという行為に置き換えてみると、

放送局が出す電波 →「目」

電波を映像に変換するテレビ →「脳」

となる。

放送局が出す電波を良いものに変えても、電波を変換するテレビが、そのことに対応していなければ高画質の映像を見ることはできない。

それと同じで、目で捉えた光のデータをどれだけ高画質にしても、光を変換する脳がそれに対応していければ、鮮明な景色を見ることはできない。

つまり、目の機能回復だけでなく、脳の機能回復にも取り組む必要があるということ。

放送局を変えるだけでなく、テレビ本体を変える必要があるのと同じ。

衰えた眼筋を取り戻すことをするのも必要だけれど、それと並行して、脳の映像変換の機能を取り戻すことも必要になる。

ただ目の機能を取り戻すよりも脳の機能を取り戻すほうがやっかいになる。

それは潜在意識という普段時間していない意識が関係してくるからだ。

意識しなくても、心臓が動いていたり、食べ物の消化が行われていり、ケガや病気が回復しているのは、この潜在意識が働いているから。

意識の95%は潜在意識だから、人間が生きるためのほとんどことを潜在意識がやっているとも言える。

自転車に乗ることができるようになるのも潜在意識のおかげ。

始めは頭の中で、

ペダルをこいで、バランスとって、前を見て

というように色々考えながらやっていたけれども、一度乗れるようになると何も考えずに自然に体が動くようになる。

これは潜在意識に自転車を乗るための動作が落とし込まれたから。

これはメガネも同じ。

はじめてメガネをかけたとき、個人差はあれど、違和感を感じたと思う。

私は景色がぐわっとして乗り物酔いしたような感覚がした。

だから、気持ち悪くなったら外したりしていた。

でも、だんだんとその感覚に慣れてくる。そしてメガネをかけている時間が多くなり、それが当たり前になる。

これはメガネを使うことに違和感を感じないように潜在意識が働いたためである。

そして、潜在意識に、「私はメガネを使わないと見えない」ということが刻み込まれてしまった状態でもある。

その状態で目の機能だけが回復したとしても、目がせっかく高画質のデータを脳に送っているのに、そのデータを高画質に変換することを放棄してしまう。

これはメガネを使ってた期間が長ければ長いほどそうなる。

だったら、今度は「メガネを使わなくても大丈夫」ということを潜在意識に刻み込みなおせばいい。

そのためには、メガネを使わないようにすることが大事になる。メガネをかけているうちは視力回復は難しい。

だから、視力回復の最初のステップは、

「メガネをかけない生活を送るための工夫をする」こと。

そのために全身全霊を注ぐ、それぐらいでいい。

だからといって無理するのはよくない。

まずは休憩時間のときだけメガネを外すそうとか。

自分の生活に合わせ、少しずつメガネを使わない時間を増やしていく。

そして、

「あ~なんか気持ちいな」とか

「メガネのありがたみを感じるな」とか

そうやって、メガネをかけない時間に楽しさを見つけるようにしてみる。

その楽しさを感じるぶんだけ視力が回復していることをイメージしながら。

そんな感じでまずは「メガネをかけないことを楽しむ努力」をすることが大事。

まずはここまでのステップを目安にやってみるといいかもしれない。

そして、最終的にはどうしても必要なときだけメガネをかけるようにする。

そんな感じで、体の機能回復だけでなく、心の状態を意識しながらやってみるといいかもしれない。

「目が見えるようになりたい」

「メガネをかけないで鮮明に景色を見たい」

その目的に向かって進むのは素晴らしいこと。

だから、その目的に向かっている自分を「いいな」と感じながら、あまり目先の結果を求めすぎないでやると、上手くいきますよ。

応援してます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加