夜なかなか寝付けない。
夜中に起きると目がさえてしまい朝まで起きている。
そんな時もあると思う。でもなぜ寝れないのだろう?
それは、頭の中が思考でいっぱいだから。
体は「早く寝たい」と感じているのだけど、
頭が「もっと考えごとしたい」と思っている。
そして、その考えごとは、心配事や悩みごとが多い。
過去に起こったことを後悔したり、未来に起こることをシュミレーションして心配になったり。
「あんなことしなければよかった」
「こうなったらどうしよう」
過去に行ったり未来に行ったり、思考がグルグル頭を駆け巡る。
ではどうすればいいか?
それは思考をなくすのがいい。
頭の中の思考がなくなれば自然と眠くなる。
体が疲れていれば眠くなる、それが人間の本能だから。
でも、思考をなくそうとするとさらに思考が湧く。
「思考をなくそう」とすること自体が思考しているから、さらに思考を活性化させてしまう。
だから思考していることに気づくだけでOK。
「そんなの簡単じゃん」
と思ったかもしれないけど、思考に囚われていると、思考と同化しているので、思考してることに気づいていない。
だから、まずは
「あ、今思考してる」
と気付いてあげる。
そうすると気づいた時点で思考が一度止まる。
だけど、またすぐに思考がはじまる。
また、しばらく思考に囚われる。
思考に気づく。
思考が止まる。
この繰り返し。
あとは気づく回数を増やしていくだけ。
これは眠れない夜だけじゃなく、勉強やスポーツ、仕事などにも使える。
集中力が格段にアップするよ。
思考は人間にしかない便利なものだけど、それに囚われないようにしたい。
思考そのものになってしまうのではなく、道具として使えば、人生をもっとラクに楽しく生きれるようになる。